「卵」という文字の成り立ちには諸説ありますが、虫やカエルの卵が連なったようすが表現された象形文字といわれています。
また、「たまご」の言葉が広く用いられるようになったのは江戸時代以降で、比較的新しいようです。
ちなみに、たまごには「玉子」とする表記もよく見ます。これは、日本最古の料理書『料理物語』(1643年刊)に記されているもので、今日でも「玉子焼き」のように料理に関連する場合で使われることが多く、「卵」は生物的な意味合いに使われることが多いようです。
「卵」という文字の成り立ちには諸説ありますが、虫やカエルの卵が連なったようすが表現された象形文字といわれています。
また、「たまご」の言葉が広く用いられるようになったのは江戸時代以降で、比較的新しいようです。
ちなみに、たまごには「玉子」とする表記もよく見ます。これは、日本最古の料理書『料理物語』(1643年刊)に記されているもので、今日でも「玉子焼き」のように料理に関連する場合で使われることが多く、「卵」は生物的な意味合いに使われることが多いようです。
漢字は、どのようにしてできたかということをもとにして、4種類に分類されます。
・象形(しょうけい):物の形をかたどって字形としたもの。
・指事(しじ):事柄や数などの抽象的な概念を象徴的に形象化して字形としたもの。
・会意(かいい):象形・指事により作られた漢字を結合し、それらの意味を合わせて構成された複合文字。
・形声(けいせい):発音を示す声符と意味範疇を示す羲符とを結合して構成された複合文字。
(『広辞苑』岩波書店刊より)