お酢に生のたまごを2~3日漬けると、殻が消えてゴムボールのようなスケルトン(半透明な)たまごができるんです。溶ける過程で泡が出て、できたたまごもプニプニでおもしろい! お子さんの自由研究などにぴったりですよ。ただし、できあがりのスケルトンたまごは食べられないので、見て触って、楽しむだけにしましょう。

●用意するもの

・生たまご(同一のサイズを2個)

・お酢(200cc)

・たまごとお酢が入るビンまたはグラス

・食品包装用ラップ(ビンやグラスのふたに)

●実験手順

1.洗って表面をきれいにした生のたまごをビンやグラスに入れます。ここにお酢をすべて注ぎます。

2.すぐにたまごから小さい気泡のような泡が出てきます。

3.ラップでふたをして、冷蔵庫に入れます。ラップのふたでぴったり閉めるとビンが破裂しちゃうから、すき間を開けるか、楊枝などでいくつか穴を開けておきましょう。

4.2~3日経つと、殻がすっかりなくなって、透明感のあるスケルトンたまごのでき上がり。うまくいかない場合は、お酢を新しく入れ替えます。

5.取っておいたもうひとつの生たまごと大きさを比べて。どっちが大きいかな?

お酢は酢酸を主成分としています。酢酸にはカルシウムを溶かす働きがあって、たまごの殻を溶かしてしまいます。この時に発生する泡は、カルシウムと反応してできた二酸化炭素なんだって。

●注意

・ お子さんが実験を行う場合は、保護者の方もいっしょに行ってください。
・ びんやたまご、食酢などを扱うときは、破損に十分に注意してください。
・ 実験には、必ずガラスびんを使用してください。